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地球温暖化/大気汚染
解説:"地球温暖化"
   〜地球の 温度が上がる!!!!〜
  地球温暖化
温室効果ガス増加などが主因となり地球の気温が上昇する現象。
〔近年、産業の発展や森林の開拓などの人間活動の活発化に伴って、温室効果ガスの濃度が増加し、地球規模での気温上昇(温暖化)が進行しています。〕
各国の研究者でつくる国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」では、今世紀末には地球の気温が最大で5.8度上昇するとの予測値を明らかにした。
気温上昇が続くと、南極の氷山の融解などによって海面が上昇して島国が水没したり、農業生産量の減少、マラリアなど熱帯性感染症の拡大・・・などの影響が予想されている
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地球の表面には窒素や酸素などの大気が取り巻いています。地球に届いた太陽光は地表での反射や輻射熱として最終的に宇宙に放出されますが、温室効果ガスが存在するので、急激な気温の変化が緩和されています。
通常ならば、温室効果ガスは 地球の温度を調節してくれる大切なものですが、近年、産業の発展や森林の開拓などの人間活動の活発化に伴って、温室効果ガスの濃度が増加し、地球規模での気温上昇(温暖化)が進行していますとりわけ大気中の二酸化炭素は0.03%とわずかですが、地球の平均気温を摂氏15度程度に保つ大きな役割を演じています。
そして ほとんどの気体には、大小はあるものの温室効果があり、温室効果ガスは、人間の活動と深い関わりのある二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、代替フロン類(HFC、PFC、SF6)です。 温室効果ガスは、種類によって温室効果の強さが異なります。赤外線の吸収能力が高いほど、また 大気中に残っている期間(寿命)が長いほど、そのガスの温室効果が強くなります。
温室効果ガスの種類と温室効果の強さ
 
二酸化炭素 CO2
  化石燃料の燃焼にともない排出します(日本の場合は温室効果ガスの94%が二酸化炭素)
 GWP=1
 大気中の寿命=50年〜200年
メタン CH4
  化石燃料の不完全燃焼、稲作や家畜の反すうなどから排出します
 GWP=21
 大気中の寿命=14.5年
一酸化二窒素 N2O
  化石燃料の燃焼や化学反応、窒素肥料などから排出します
 GWP=310
 大気中の寿命=120年
ハイドロフルオロカーボン HFC
  エアコン、冷蔵庫などの冷媒、断熱材の発砲剤、エアゾールの噴射剤などに使用されています(いわゆる代替フロン)
 GWP=140〜11,700(13種類)
パーフルオロカーボン PFC
  半導体製造などに使用されています(いわゆる代替フロン)
 GWP=6,500〜9,200(7種類)
六ふっ化硫黄 SF6
  電力用ガス絶縁開閉装置の絶縁装置の絶縁ガスなどに使用されています
 GWP=23,900
温室効果ガスのうちCO2の大気中濃度が最も高いことが、温暖化に最も寄与しているわけですが、CO2の温室効果1として、メタンや一酸化二窒素などの温室効果の割合を「地球温暖化指数(GWP)」として表しています。温室効果の強さだけを比べるとメタンや一酸化二窒素の方がかなり強いことがわかります。
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"地球温暖化"の問題点
 
"地球温暖化"といっても、地球全体の温度が上がるわけでは ありません。
問題視しているのは、温度が上がることによって 様々な問題を 併発する事です!
例えば
 海水の膨張
 海面の上昇
 天候不順
 天候不順による 不作
 本来雨の降る地域で 降らない〔また その逆〕
 熱帯で流行る病気〔マラリア等〕が 温帯地域で 流行る・・・・等 様々な問題が考えられます。
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●温暖化による影響
 
1.水資源
  〜ますます深刻となる水不足や水被害〜
  水資源は現在でも地域的に多寡がありますが、地球温暖化により気候が変動すると、乾燥地ではさらに干ばつが進み、雨の多い地域では洪水が増加するなどのために、水需給のバランスが崩れ、水資源の格差が世界的に拡大するおそれがあります。また水資源の変動は、人の生存そのものはもとより農業などにも大きな影響を及ぼします。
2.自然生態系
 〜絶滅する種が増える〜
  植物はそれぞれに適した地域に生息していますが、温暖化すると北または高地に移動しなければなりません。
樹木が種子をとばして分布を広げる速度は、40m/年から最高でも約2km/年と言われ、温暖化により約1.5〜5.5km/年で移動する気候帯には追いつけずに行き場を失い、絶滅するおそれがあります。
3.沿岸域
 〜海面上昇により沿岸域の低地が水没する〜
  沿岸域の低地には、多くの人間が居住しており、また動植物にとっても重要な生息場所です。しかし、地球規模で気温が上昇すると、海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇し、沿岸域の低地に対して、水没、海岸侵食、淡水帯水層への塩水の進入などの影響を及ぼします。
標高の低い南国の小島や、広いデルタ地帯をもつ国では、国土の消失や台風・高潮の被害の増大などの、深刻な影響をもたらすことになります。日本では、温暖化により海面が1m上昇すると、海面(満潮水位)以下の地域が2.7倍(2,300km2)に拡がり、人口410万人、資産109兆円が危険にさらされます。
4.人の健康
 〜死亡率や伝染病危険地域が増加する〜
  地球温暖化により、夏季に気温が高くなる頻度と期間が増加すると、熱射病などの発生率や死亡率が増加するおそれがあります。特に高齢者の死亡率が増加することが分かっています。
また、死亡率の高い熱帯熱マラリアが、従来からいわれていたよりも低い気温(最低月平均気温13℃)でも流行するという最近の調査結果もあり、最悪の場合、2100年には中国北部、韓国、西日本一帯までが流行危険地域に入る可能性があります。その他、デング熱などの北上も予想されています。
 
5.公害との複合影響
 〜温暖化は公害を加速する〜
   毎年夏になると光化学オキシダント、いわゆる光化学スモッグにより、目や喉の痛みなどの被害が発生しています。気温上昇は大気中の光化学反応を加速するので、温暖化した場合、多くの都市で光化学オキシダント濃度が増加し、健康影響が拡大すると予想されます。
 この他にも、水質汚濁など、さまざまな公害の影響を助長するおそれがあると考えられます。
6.影響の度合い
 〜地球温暖化の影響は不公平である〜
  地球温暖化の影響は、どこでも同じように現れるわけではありません。気温の上昇は高緯度地域ほど大きく、降水パターンは細かく変化し、しかも地域による差が大きくなると予測されています。突然の冷害や局所的な異常降雨、異常乾燥なども増加するおそれがあります。
特に、経済的、技術的事情から対応策が講じることが難しい開発途上国において、より影響が大きいと考えられます。
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   私達が 今日から出来る"地球温暖化防止"への 取り組み
 
1.レジ袋やブックカバーを断り、自分の買い物袋やカバンなどを利用する。
2. 缶、ビン、スチロール・トレーなどは分別し、リサイクルする。
3. 冷暖房の温度設定を夏は28度以上、冬は20度以下にする。
4. 蛍光灯や電気機器はこまめに消し、使わない時には主電源を切り、コンセントも抜く。

5. 近くの買い物などには歩くか自転車で行き、休日の外出には公共交通機関を使う。
6. 洗面や歯磨きをするときなどは、こまめに水を止める。
7. 食器洗いなどの給湯の温度は冷たく感じないギリギリの低めの温度に設定する。
8. 日用雑貨や台所用品などにはエコマークのついた商品を購入する。
9. 食材をムダなく使い、省エネを心がけて調理するエコクッキングを行う。
10.環境にやさしい日常生活となっているかチェックする。
11.人を待つ時や荷物の積みおろしをする時は、自動車のエンジンを切る。
12.3階程度の登り降りはエレベーターを使わず、階段を使う。
 
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